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クラシックミニで時速100マイル! DHR Garage DOGHOUSE【公式】ブログ

趣味で集めているグリフィンクラブマンヘルメットやヴィンテージレザージャケットの紹介、メイン業務のGarage DOGHOUSEで係わる車やバイクの話題、販売する商品のご紹介など、徒然なるままに書き加えていきます。

マニュアルミッションを分解してみれば・・・。

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今日は朝から盆明けの道路工事が始まって、

IMG_6321.jpg

一日工場に車の出入りはダメだと言うので、トランスミッションを分解しました。


スピードドライブハウジングカバーとデフを外しすのはインパクトレンチでサクサク済ませます。

ファイナルギアのピニオンを留めてる大きなナットを外せば

IMG_6322.jpg


こんな感じになります。

IMG_6323.jpg


このトランスミッションには1stモーションギアに付いてるベアリング固定用サークリップがありませんでした。


理由はどうであれ、自分が組む時は付けておきゃ良いんです。


IMG_6324.jpg


写真の大きなボールベアリングを手前に引いて抜きます。

IMG_6326.jpg


僕の場合はこんな風にメインシャフトを布で包んでから

大きなサークリップを外して、ナットをもう一度掛けてスライドハンマーでベアリングを抜きます

こうしておけばシンクロが一緒に抜けてボールがどこかに飛んで行ってしまう悲しい思いをしなくて済みます。

IMG_6327.jpg


こんな風に抜けました。

次は1速側の大きなボールベアリングを抜きます。

写真が続いたので、また明日。

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  1. 2016/08/22(月) 22:34:32|
  2. トランスミッションの作業

ミニのミッションOHとシンクロ(ボーク)リング

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ミニのミッションに関して

シフトが入り難い、2速へのアップダウンでギア鳴りが起きる

そういう不満があるわけです。

確かにそんな異音をたててシフトするクルマなんてそうそうありませんよね。

そこで出てくるのがシンクロリングと呼ばれる、1-2速、3-4速用に1台に2個付いているシンクロの中に入ってるリングをそう呼んでいます。ボークリングと言うのが普通の呼び名です。


このリングの良し悪しがギアボックスに関するトラブルをスッキリ解決してくれると巷では言われていますが

使い古しと新品を見比べても、そうはっきりと違いが無いのがこのリングです。


こっちが今まで使っていたもので


IMG_6357.jpg


こっちが交換する新しいものを付けた写真です

IMG_6358.jpg


新しい方が写真で指摘した隙間がほんの少し多いように見えません?

(1).jpg

この部品の内側が緩いテーパー状になっていて、そのかみ合いの深さ浅さで写真のような隙間の差が出来ます

ring.jpg


この部品の良し悪しを問題にする業者さんは多いですが、どういう条件が整えば良い結果が得られるか説明できる人はいません。せいぜい材質の違い、鉄製と真鍮製、鉄製でも材質をいくつか選べる程度です。

加えてボークリングだけが摩耗するわけではありません。


IMG_6332.jpg



IMG_6178.jpg


セレクターフォークも運転のクセで摩耗が進む部品です。


上の写真は状態が良く、下の写真は、おそらく運転中にシフトレバーを長く持ったままでいる、もしくはそういう状況で使う事が多かったものです。

シフトが終わった後もシンクロにフォークを当てた状態が続けば削られたような跡が付きます。


新車から使っていない限り、中がどういう状態なのかは開けてみるまで分かりません。

最近のOHキットはレイシャフトを含めて必要なベアリング類が揃った状態で売られていますので、

それ以上の部品交換、ギアやシンクロナイザーの交換が必要になる前に、デフを含めたOHを行った方が

先々ずっと安く上がります。

特に走行距離が多くシフトが硬い、重い場合は既に何らかのダメージがあるはずです。緩くスカスカの方が軽傷ですね。

部品の良し悪しは、実際に分解作業を行えば経験的に分かりますが、部品を売ってるだけの者が受け売りで良い悪いを言ってる部品は実は何の根拠もないのです。
  1. 2016/08/23(火) 22:06:52|
  2. トランスミッションの作業

ボークリング、その後のお話。

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それを読んだミニスペアーズの責任者と簡単なやり取りでボークリングについて意見交換したばかりです。

別の友人がMG Rover製のリングを使ったけれど、調子悪かった、とのことで、

日本製と言うか、三和トレーディングが米国で製作した真鍮製を勧めてみました。

現に多くのショップで使われてると思います。

ただ、真鍮製はリングの3か所についてる部分が鉄製に比べれば弱いです。

それと、馴染みの良さ=減りの早さですから、そういう事も考えておきたいですね。

ミニスペアーズではOHキットに含まれるボークリングが自社製のOEM製品です。

話の中で、従来のリングに焼きを入れて強化した物を勧められましたが、当然セットの中身が重複します。

そこで、弊社の為に新しいセットの品番を設定してくれると言う事でした。


誤解してはいけない点として、ボークリングの何がどうなっていればギア鳴りが起きないか?

という問題については、ボークリングだけが責任を負う箇所ではありません。


仮にスタンダードと強化と、レース用があったとしても

それはすべて同じ形状ですが、スタンダードと強化の違いは3か所に焼き入れで強化してる事、

レース用は内側の溝が少し”アタリ”の付いたように減った感じになっています。


さすがミニスペアーズだけに元の設計寸法持ってるわけです。


ボークリングの問題については、先に述べた様に、リングとリングの内側を接するギアとの”噛み合い”、つまりギア側が硬質で、リング側がそれよりも弱い事で成り立っています。

ボークリングの話

慣れたメカニックは、シフトレバーを動かしたらギアボックスの中の何がどう動いて今何が起きてるか想像できるわけです。

そこが部品だけ売ってる人とは違うところです。

Hの上手な人が想像力豊かなのと似たようなものです。


ギアのテーパー面とボークリングの内側にある溝が絵のように断面で見ると尖った山の先っちょで当たっています。

ギアは回転していますので、ボークリングの当たり面は徐々に減って、尖った山が台形状に変化します

そうなると”シンクロ”の役目、つまり回転速度の違う隣り合うギアを嚙合わせる為に摩擦で相手の回転速度を落としてギア鳴りさせずに嚙合わせる役目が出来なくなります。

ボークリングのサイズや内部のテーパー部分の傾斜や溝の数を変えるような物はなく、

ギアに対して設計通りのボークリングが無かっただけがギア鳴りの原因なのかもしれません。

ボークリングはごく僅かな時間ギアを回すだけでも確実にアタリが付いてきます。

当然オイルによる作動や滑りの違いがでる箇所ですから、エンジンオイルに高粘度のものを要求するのは理にかなってるわけですね。

今後日本でミッションのOHが増えれば、今以上に安定した部品が出てくると思います。
  1. 2016/08/25(木) 00:17:31|
  2. トランスミッションの作業

トランスミッションOHサービスのご案内

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近年10万キロを大きく超える走行距離のミニが普通になってきましたが、


走行不能に陥る原因の多くはデフの破損、破損に至る前のデフ内部の振れによる3rdモーションのダブルベアリングを損傷してメインシャフトのベアリング破損に連鎖してゆきます。


レースだのトラックデイなどに興味のないユーザーがほとんどの中で


専門店で購入したユーザーは多くが4000キロ前後で良質なオイルとフィルターを交換している以上


エンジンの消耗はメタルを含めて昔販売されていたイノチェンティークーパーよりずっと状態が良いはずです。


そう考えれば、基本的にミッションが良い状態なら、ミニに乗り続けられます。


一般にミッションの分解はエンジンより少し慣れが必要です。


それと、何より重要なのが部品選びです。


英国の部品メーカーは何社か存在しますが、ミニのミッションのOHキットを例にとれば


価格で2倍近い差があります。その差の多くはベアリングの品質と価格に因りますが


日本のミニがこれまで比較的大切に扱われてきた背景を考えれば


今のタイミングを逃せば、コンディションの悪いギアボックスを限られた部品で修理する時期がすぐにやって来ます。


そうなれば、現在オートマティックが部品の無い中で中途半端な直し方で凌いでる状況に近くなります。


今ならOHキットで充分にコンディションを維持できます。


ベアリングとレイシャフトで済めば、費用も大きくセーブできます。


そこで、個人ユーザーではちょっと面倒なギアボックスのOHを単体でお受けしたいと思っています。


以前エンジンのOHに関して、部品や費用が一覧になっている記事を書いたことがあります。


その中でギアボックスのOH費用を7万円で設定していました。


これは基本ギアボックス本体で5万円、デフとケースの清掃で2万円、そういう計算です。


それに弊社で用意してるOHキットを使用して3~4日でお返しするメニューです。


レースやトラックデイで使われているギアボックスは見れば分かります。


普通に使われた物とは明らかに消耗が違います。


普通に使われきたギアボックスを安価にかつ短期間に修理できる体制を作りたいと準備しています。

  1. 2016/08/26(金) 20:42:23|
  2. トランスミッションの作業

トランスミッションOHの急所

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トランスミッションのOHサービスを開始するに至って


ミニの場合、二言目にはシンクロリングと名前が出てきますが、先日も書いたように


良いリングと作動が固いリングの形状の違いはありません。


繰り返すことになりますが、普通のリング、強化リング、レース用リング、があるとすれば


3つのリングは形状に差はなく、強化品は3つの角の部分に焼き入れがされており、レース用はさらにリング内側の筋が刻まれてる部分の”アタリ”を既につけてある、そういう違いです。


ですから、真鍮製はアタリ面の親和性が良くても摩耗や角部分の弱さがあります。


ユーザーのみなさんがOHに出す際に、何が問題だったのか知らないで修理されるのは嫌でしょ?


多くあるシフト時のギア鳴り、やギア抜けは概ねこれから説明する部分に因ります。


IMG_6385.jpg


メインギアを見てください。何が何だかわからない人がほとんどですが

この状態が1速に入った状態

IMG_6387.jpg

こっちは2速に入った状態です。

IMG_6388.jpg


最初の写真と比べて、何がどう動いたかと言うと


IMG_6385(1).jpg


1-2速シンクロが左に動けば1速に、右に動けば2速に入ってる事になります。

シフトレバーを動かすと、写真のシンクロ部分が左右に動いてシフトされるわけです。


ギアチェンジしてギア鳴りするのはシンクロが右や左に動く際に、想定した動きを行えないから発生するわけです。


普通なら回転速度の違う二つのギアが音もなく噛み合う仕組みなど、想像できるわけがありません。


その説明には、最初のメインシャフトの写真にある、1-2-3速ギアが走ってる時、どういう状態なのか理解する必要があります。

言葉では難しいですが、

1速に入ってる時は2速も3速もシャフトに対して噛み合っていない、つまりフリーの状態になっています。

2速に入ってる時は1速も3速もシャフトに対して噛み合っていない、つまりフリーの状態になっています。


クラッチを切る瞬間まで勢いよく回転していた1速ギアを回転していない2速ギアに嚙合わせる為にシンクロという発明があるわけです。

その仕組みを分かってももらうには写真が必要なので次の機会に回しますが

目で見える動きとしてどういう事が起きるか説明します


IMG_6389.jpg


シンクロと1速ギアの噛み合う向い合せの写真です。

シンクロの内側にあるギア部分と1速ギアの内側に作られた外のギアより細かいギアが噛み合ってギアシフトになります。

IMG_6391.jpg


IMG_6392.jpg
IMG_6393.jpg


黄色い矢印で指し示した部分のギア同士が噛み合う事がシフトです。

IMG_6395.jpg

シンクロは1-2速で1個、3-4速で1個、メインギアに付いています。

そのシンクロが左右に動くことで、1-2速、3-4速を選択できます。


ギアボックスの消耗は、イコール、シンクロと噛み合う細かな内側のギア表面の破損や消耗と言えます。

写真に写る細かなギアは皆きれいですが、レースやトラックデイでエンジンが高回転時はシンクロが完璧な作動を行わない限り、噛み合うギア同士が強く当たって表面を削ります。

逆にこの部分が破損もなく正常なら、ベアリングやボークリングなど”消耗品”の交換のみで済むわけです。

中古車をダブルクラッチで操作しても、既に受けたダメージは解消できません。

本末転倒というわけです。


これだけの事を頭に入れてるだけでも、実際にメインギアを動かして説明した時に理解度が違うはずです。
  1. 2016/08/28(日) 21:45:14|
  2. トランスミッションの作業
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プロフィール

DHR Garage DOGHOUSE

Author:DHR Garage DOGHOUSE
29年間、バブル期に扱ったイタリアンスーパーカーに始まり、趣味で扱うClassic Miniの専門店・メカニックとして過ごしてきました。英国車全般、特に買収前のロールス・ベントレーの整備や、Aタイプエンジンのチューニングも得意です。レース活動や英国内取引先を通じて得た英国好きの趣味を生かして、Griffin Helmet,Lewis Leathersを始めとしたRockersカルチャーをご紹介できたらと思っています。

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